2008年08月11日

写真随談

今日は写真なし。写真についての文章を。。。

最近、大学のゼミがきっかけで参加している「黄金町バザール」。

バザールは地域活性化を目的としたアートイベントで、横浜トリエンナーレの期間に
並行して、黄金町という、元違法風俗店街を舞台に行われる。


そこに参加される写真家の新井卓さんに、写真が趣味で、出来れば写真家になりたい、
と雑談の中で話したことがあった。

その新井さんに、先日行われた横浜美術館夏祭り・バザールプレイベントにて久しぶり
にお会いしたときに少しアドバイスをいただいたのだ。


「君の写真はまず“遠い”」


写真を撮るのに、“遠くから”カメラを構えていてはダメだ、と。被写体には愛を持って
臨まないと、とそこは少し軽い空気感で話して頂いたが冗談半分の言葉ではなかった。


確かに言われたとおりだな、と感じたのは、いつも撮りながら何かこそこそ撮っているような
感覚があったから。

それを言葉にして知らしめてくれた。やはり写真家だなと思う。



その日、美術館夏祭りの夜の部ライブで写真を撮った時にその瞬間は起こった。

歌っている歌手に近づいて、臨場感を切り取ることを目標に、盛り上がる観客の
前に出てまで、ひたすらカメラを構えていた。


そしてあるとき、歌手がファインダー越しに視線を合わせてきたのだ。

一時だが、パフォーマンスアピールを僕に向けて行ってくれた。

いい写真を撮ってくれよ、というアピールだったのだろうか。

ぼくは直感的にそう感じた。

それは、カメラマンとして見られたということだったのかもしれない。


少し良く捉えすぎなように見えるかもしれないが、僕が言いたいのは
そういうことではない。

新井さんのおっしゃった、被写体への愛を持って写真を撮るということが
このことだったのではないかと、後になった今、感じるのだ。


いい写真というのは、目の前にいい瞬間があるときに切り取られる。

それは人の場合、生き生きと輝いていること、風景の場合はその瞬間が
現れることが必要になる。

それぞれ、人の生き生きした瞬間を引き出すこと、風景が感動的な瞬間
を現すのをじっと待つこと。

どちらも、愛によって実現されるのだ。愛を持って対峙せよ。


これが僕の解釈である。

  


Posted by Initial K・Y at 18:54Comments(1)AND OTHERS

2008年07月28日

ホワイトバランス



デジカメで夕方~夜に、街頭の下で写真を撮るとき、

結構表現が違ってくるのが「ホワイトバランス」という要素。

上の写真が「AUTO」で、下が「蛍光灯」なんですが、

空色が全然違ってますよね!?





               



最近の、多機能で操作の煩わしいデジカメですが、

ここまで大きく表現が変わってくる機能なので、ぜひ

一度さわってみてくださいな。

  


Posted by Initial K・Y at 18:26Comments(0)AND OTHERS

2008年07月05日

写真ってむずかしい。

やっぱり写真ってむずかしいですね。

これっていう写真を撮るには、常にカメラをスタンバイしていなければならない。

時には何回ものチャレンジが必要だったり、じっと待つことも必要だったり。

僕みたいな感性が乏しいのに、日常にその瞬間を探しているやつには特に。


たとえばこういう写真。

 

 


とってて楽しいんだけど、何か意図をもって面白い写真を撮りたいと思っても、

なかなかそんな瞬間には出会えないし、うまく切り取ることも難しい。


そう、でもまだまだ撮り続けよう。  


Posted by Initial K・Y at 15:47Comments(0)AND OTHERS